HOME | CASE | ラグナロクオンライン|ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社| VTuberモデル制作

ラグナロクオンライン|ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社| VTuberモデル制作
ソフィアリアル

ゲームの中の存在が、“いま”あなたの配信画面で動き出す——。

 
本プロジェクトで制作されたVTube Studio対応のLive2Dモデルは、ラグナロクオンラインの人気キャラクターたちに新たな“命”を宿した存在です。
ここで動いているのは、ゲームグラフィックとは一線を画す、立体感と感情を備えた表現として設計されたキャラクターたちです。

プロジェクト概要

ラグナロクオンライン公式ダウンロードパッケージの特典として配信されたVTubeStudio対応Live2Dモデルの制作を、SophiaRealは2022年より継続的に支援しています。

本プロジェクトでは、単発のモデル制作にとどまらず、年を追うごとに塗り・構造・表情演出の技術を進化させるという挑戦を続けてきました。
2Dイラストのキャラクターが、配信や動画の中で自然に動き、感情を伝えるようになるまでには、多くの工夫と試行錯誤がありました。

塗りの進化:見た目の「質感」をデザインする

フェーズ別の進化:

Live2Dモデルにとって「塗り」は単なる見た目ではなく、動きに説得力を持たせる仕組みです。 

制作初期のモデルでは“動かすための分割”が主目的でしたが、現在では“動いたときに魅力が最大化されるイラスト設計”へと進化。
その転換点が、厚塗りによる高密度な描写でした。

年度

塗りスタイル

2022

ライトグラデ塗り

ゲーム内グラフィックに近い影控えめの塗り。Live2D化にあたり、見映えのためのわずかなグラデーションを追加。

2023〜現在

厚塗りベース

光と影をしっかり描き込むことで、キャラが“動いたときの立体感”を演出。髪や衣装の重なり、肌の凹凸感までも表現。

2022年

ライトグラデ塗り

ゲーム内グラフィックに近い影控えめの塗り。Live2D化にあたり、見映えのためのわずかなグラデーションを追加。

2023年〜

厚塗りベース

光と影をしっかり描き込むことで、キャラが“動いたときの立体感”を演出。髪や衣装の重なり、肌の凹凸感までも表現。

Live2Dモデルにとって「塗り」は単なる見た目ではなく、動きに説得力を持たせる仕組みです。 

制作初期のモデルでは“動かすための分割”が主目的でしたが、現在では“動いたときに魅力が最大化されるイラスト設計”へと進化。
その転換点が、厚塗りによる高密度な描写でした。

VTube Studio仕様 × 制作ノウハウ

フェーズ別の進化:

Live2Dモデルにとって「塗り」は単なる見た目ではなく、動きに説得力を持たせる仕組みです。 

制作初期のモデルでは“動かすための分割”が主目的でしたが、現在では“動いたときに魅力が最大化されるイラスト設計”へと進化。
その転換点が、厚塗りによる高密度な描写でした。

技術的な制限と、それに対するアプローチ

  • VTubeStudioは顔のトラッキングが主機能
  • 体や手の動き、細かな表情変化は「モデル設計と操作」で表現する必要あり

ソフィアリアルが採用した設計戦略

  • 体全体を構造化する設計
    • 肩や腕の動き、衣装や髪のなびき、アクセサリの揺れなども反映
  • キーバインドによる複合モーション
    • 表情切替+手の動きなどを、ボタン操作で再現
  • 影の表現最適化
    • 2Dでは影が動かないため、動くパーツに応じてレイヤーを分割、不自然な影は意図的に除去。動きと影の整合性を保つように設計。

 単なる“動き”ではなく、「感情が伝わる動き」を目指した設計です。
これは当社が長年培ってきたLive2Dを仕様したPVなどの動画制作ノウハウがベースにあります。

モデル制作を重ねるごとの「こっそり進化」

パッケージ

特徴

初期

最小構造、シンプルな表情、必要最低限の動き

中期

キーバインドによる演出導入、装飾品の動きや表情バリエーション拡充

現在

複合アクション対応、全身モーション構造、塗り・立体感の強化

毎回少し良くなっている

“派手な進化”ではなく、“毎回少しずつ良くなっている”
それがこのプロジェクトの誠実な歩み方です。

すぐには気づかれないかもしれませんが、「あれ? 今回のモデル、なんだかすごくよい感じだな」と思っていただけるような、静かだけれど確かな進化を私たちは大切にしています。

プレイヤーが体験できる「もうひとつの再会」

ラグナロクオンラインのキャラクターたちは、プレイヤーにとってかつて共に旅をした仲間であり、今も冒険を続けている存在かもしれません。
そんなキャラクターたちが、VTuberモデルという新しい姿で、もう一度目の前に現れる——それが今回のLive2Dモデル制作の意義のひとつと私達は考えています。

表情が変わり、まばたきをし、軽く首をかしげる
視線が合ったとき、ふと笑うような気がする
それが「また会えた」という感覚を生む

プレイヤーの声に応えるキャラクターたちは、かつての思い出と、今この瞬間をつなぎ直してくれる“もうひとつの冒険のかたち”なのかもしれません。

まとめ

Live2DとVTubeStudioを用いて、キャラクターが“目の前で生きているように感じられる感情モーション”を持ったモデルをつくる。
それは、グラフィック技術の話ではなく、感情を届ける表現方法の話です。

現在の時間 0:00
/
長さ 0:00
ロード済み: 0%
0:00
進行状況: 0%
ストリームの種類ライブ
残りの時間 -0:00
 
1
画面をクリックすると動画が再生され、BGMが流れます。
再生時は音量にご注意ください。

私たちソフィアリアルは、イラストを動かすのではなく、

「人の心に届く感情モーションをつくる」
という姿勢でLive2DによるVtuberモデル制作と向き合っています。

”派手な進化”ではなく、“毎回少しずつ良くなっている”

それがこのプロジェクトの誠実な歩み方です。 

プレイヤーの方が気づかなくても、「あれ? 今回のモデル、なんだかすごく自然だな」と思っていただけるような、積み重ね型の進化を私たちは大切にしています。

※本ページで使用されている画像および名称は、ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社およびGravity社の著作物です。掲載にあたっては関係各社の許諾を得ています。

 

© Gravity Co., Ltd. & Lee MyoungJin(studio DTDS). All rights reserved.
© GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

  • Live2D
  • VtubeStudio
  • Vtubeモデル